頚椎椎間板ヘルニアは腰とほぼ同じような原因で起こる場合も多いですが、頚の部位に特有の原因もあります。
まず椎間板という部位は、人間の体の中でもっとも早く(20代頃)老化を始める部位の1つです。
老化によって水分が減っていくと、弾力性が欠けていきます。このことで首の衝撃を守る力も減っていきますので、ちょっとした事故などによっても頚椎を支えることができなくなり、中身が外へ飛び出してしまってヘルニアの症状が出ることも多くなります。
また、骨が弱い方は特に気をつけなければなりません。骨粗鬆症の状態では、骨そのものが骨折する可能性も高くなりますが、椎間板への影響も大きくなってきます。
ちょっとした事故でも頚椎椎間板ヘルニアになりやすいのがこの病気の特徴と言えます。腰椎ではちょっとぶつけたぐらいではヘルニアにはなりにくいものです。
ムチ打ち症も直接の原因とはならずとも、遠因となることが多くありますので、よくムチ打ちになる、寝違える、と言う方は要注意です。
頚椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれなどの原因となるのは、神経圧迫です。脊髄中枢神経を圧迫してしまう事で、痛みやしびれが起こります。
また、頚椎神経への圧迫が起きる場合もあります。髄核が椎間板から飛び出すと、その飛び出した方向によって神経根を圧迫したり、脊髄を圧迫したりして、首や肩がひどく凝ったり、腕や足、腰部にも痺れが出たり、またひどくなると麻痺や排尿障害なども起こる可能性が高くなります。
高齢者の方でも、頚椎椎間板ヘルニアにならないという方は多くいらっしゃいます。では何故、発症する方がいるのかと言えば、姿勢が悪く、運動不足の方がもっとも発症しやすいと言えます。
定期的に、出来れば毎日悪い姿勢をチェックし、また散歩だけでもいいので一定時間の筋肉トレーニングを意識して行えば、発症の可能性はかなり低くなると思います。

